高取焼の作品
このページでは、高取焼の作品をご紹介したいと思います。
茶 入
灰釉肩付茶入(銘 寿松)
高11.0 径5.7 口径3.0
胴の真中を強く締め茶釉を二重に掛けた織部様の造形である。底に浅い松葉文を刻んでいる。
茶 碗
掛分け杳茶碗
高7.9 径14.6
藁灰釉と飴釉を掛け分けにし、土味も良く、掛け分けの妙が見事です。以前は斑唐津と伝えられてきたが、近年の発掘で内ヶ磯窯の作であることが分かった。
水 指
灰釉耳付水指
高20.0 径20.5
叩き造りの薄作りで、非常時軽い。底は板越しで、外に張り出した三足をつけ、矢筈口としている。胴にヘラ彫で桧垣文を入れ、飴釉が美しい、織部好みを代表する水指です。
花 生
耳付花入
高27.0 径16.0
板起しの叩き成形下方を大きく四方に押さえ、口は三角に整え多いな双耳が付き二重掛けの流下が色濃く大きさに圧倒される形容です。
向 付
藁灰釉百合形向付
高8.0 径13.5
口を四ヶ所に上向きに押さえ、白釉を厚く掛け、白百合の花を表現している。
皿鉢類
藁灰釉透し鉢
高10.6 径24.6
古来、茶人はこの木瓜形透かし鉢を萩焼とみなしていたが、内ヶ磯窯の発掘によって、高取焼であることが判明した。類の少ない作品です。
※ 掲載の写真は、古高取開窯四〇〇年前年祭「古高取宅間・内ヶ磯展」より抜粋させていただいております。